『ドライバの正しい使い方って?』『たくさん種類がある中からどれを選べばいい?』
まずはじめに正しい使い方の大事なポイントを解説していきます!
ドライバの正しい使い方、意外と知らない人が多いんです。
はじめにドライバとねじのサイズが合っていることを確認しましょう。サイズが合っていないと、ドライバとねじの間がぐらついてしまいますので、サイズの合ったものを選びましょう。
ドライバは、ねじを押しながら回しましょう。軸がぶれないように、軸にも手を添えるのがポイント。回しはじめは軽く回るのであまり意識をしなくても良いですが、最後にしっかり締めるときは押す力を意識して下さい。
固く締まったねじを緩めるときは、特に押す力を強めないとネジを傷めてしまうので注意が必要です!
基本は「押す力:回す力=7:3」ですが、ねじが軽く回る場合は押す力を弱めても大丈夫です。逆に、固く締まったねじを緩める場合は押す力をさらに大きくする必要があります。
片手で使用すると、ドライバの軸がぶれてネジをしっかりと締めることができません。
「間違った使い方」の動画では、最後まで片手で締めてたよね?
あれではきちんとねじが締まらず、緩みの原因になっちゃうよ!
ドライバにもサイズがあります。ねじのサイズに合ったものを選ぶことが大切です。
※ドライバのサイズがねじのサイズより小さい場合、ガタが大きくなり、ねじの穴を傷めてしまいます。
ドライバの正しい使い方は分かりましたか?
次はドライバの選び方を学んでいきましょう♪
ドライバの種類や機能を紹介しながら、
より目的に合ったドライバを選ぶポイントをお伝えします。
それぞれの材質の特性を知った上で、作業目的に応じて選びます。
お店で実際に握り具合を確かめて、自分の手に合ったものを選びます。
グリップを丸く手のひらで包み込むように持つこの形状は、より押し回しがしやすいです。
押し回しが特に必要な木ネジ用としてよく使われますが、力の弱い方や女性向きとも言えます。
▶ソフトラウンドドライバ クロス(D8Pシリーズ)
角があるので滑りにくく大きな力がかけられます。置いたときに転がりにくいのもメリットです。座金をたたく時にも使いやすい形状です。
▶左:樹脂柄ドライバ クロス貫通タイプ(D1P2シリーズ)
▶右:ネプロス 木柄ドライバ貫通タイプ(ND3Pシリーズ)
軸の取り付けによって貫通と非貫通があります。
貫通タイプは座金をたたいてねじにショックを与え、固着したねじを緩めるような使い方ができます。ただし、ドライバ先端の劣化は早くなり、ねじや部材を傷める可能性もあるので、インパクトドライバの使用をおすすめします。
一般的な形状で、軸を手で支えながら回す際に使いやすいです。
高いトルクが必要な際、スパナなどのレンチを掛けることができます。
軸の根元に六角を付けることで、固くてまわりにくいねじを緩めるときはレンチを掛けて回せます。
先端にマグネットが着磁されているドライバーです。そのため、ねじを逆さまにしても落ちません。
いよいよ応用編です。ケイティにしっかりついてきてね♪
ドライバには他にもこんなバリエーションがあります。
目的によって使い分けてみてね!
先端にドライブ角が設けてあり、ソケットレンチ用ソケットやビットソケットが使用できます。写真はクロスビットソケットと組み合わせた状態です。
▶ドライバ:9.5sq.ドライバ型ハンドル(BD20)
▶ソケット:9.5sq.クロスビットソケット(BT3シリーズ)
KTCでは、先端部が十字になっているプラスドライバのことをクロスドライバと呼んでいます。
グリップ部分がソフトな素材なので手にかかる負担が軽く、女性にもおすすめです。その分、力の必要な作業には向かず、家庭向けのドライバとなります。
▶左:ソフトドライバ クロス(D7Pシリーズ)
▶右:ソフトドライバ マイナス(D7Mシリーズ)
滑り止め効果を高める凹凸の入ったグリップのため、ソフトドライバよりも力の要る作業に向いています。プロユーザーにも人気のタイプです。
▶左:樹脂柄ドライバ クロス貫通タイプ(D1P2シリーズ)
▶右:樹脂柄ドライバ マイナス貫通タイプ(D1M2シリーズ)