『プライヤって何?』『プライヤの正しい使い方って?』
通常、「プライヤ」と呼ぶ工具は正式にはコンビネーションプライヤといいます。プライヤは、物をつかんだり、パイプなどを回したり、針金を切断したりといろいろなことができる便利な工具です。プライヤの特徴はジョイント部(支点)をずらすことで口の開きを広げられることです
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プライヤ(コンビネーションプライヤ)の仲間には、ペンチやラジオペンチ、ニッパなど使用目的に応じた多くの種類があります。
K2にも使いこなせるかなぁ?
K2安心してね!
プライヤの正しい使い方を知れば、色んなものを回したり、つかんだり、切ったりできるようになるんだよ♪
プライヤは、柄を90度近く開き、ジョイント部をずらすことで口の開きを調節し、つかむ相手の大小に応じて使い分けます。あごの先端では板状のものを、中央部では、パイプやアールのついたものをつかみます。あごの奥にはワイヤーカッターがついています。
プライヤは、いろいろな用途に使える便利な工具ですが、確実な作業をするには作業内容に応じた専用の工具を使用することが大切です。ボルト ・ナットを回すときはめがねレンチやソケットレンチ、硬線を切断する時はニッパやワイヤーカッターを使用するなど、それぞれの作業に適した工具をお使いください。
●グリップで手や指などを挟まないように注意してください。
柄の後部をにぎると大きな力をかけられますが、ジョイント部をずらして口の開きを大きくした状態で小さいものをつかむと、柄の後端で手を挟むことがありますので十分な注意が必要です。 KTCプライヤは、口の開きを大きくした状態でも柄の後端が閉まりきらず、手を挟まない安全設計となっています。
写真)KTCコンビネーションプライヤJP200 ※生産終了品です。
しっかり知ればすごく便利な工具なんだ!ケイティさすがだね♪
コンビネーションプライヤと同じように「つかむ」「はさむ」ための工具は他にもあります。その一部を紹介します。
「プライヤ」と「ペンチ」どちらも比較的聞きなれた工具ですが、使い分けはできますか?
それぞれの特徴を理解して使い分けることでより作業がしやすくなりますよ。
プライヤ (コンビネーションレンチ) |
ペンチ |
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パイプなど丸いものをつかむ | ○ | × |
鉄板など板状のものをつかむ | △ | ○ |
針金や電線を切る | △ | ○ |