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宇宙開発技術から生まれた「イオンプレーティング」 - ネプロス「鉄紺(てつこん)シリーズ
KTCミュージアム 2018/01/31
鉄紺(てつこん)とは日本の伝統色で、JIS規格「物体色の色名」では「ごく暗い紫みの青」とされています。藍染めを繰り返して得られる、古くから親しまれてきた色です。
ネプロス「鉄紺シリーズ」は、真空めっき「イオンプレーティング」を表面処理に採用。通常のネプロスのニッケル×2+クロムの3層めっきの上に、iP(イオンプレーティング)を施した4層構造で、「鉄紺色」を表現。美しさと機能を高次元で両立した、数量限定モデルです。
宇宙開発技術から生まれた「イオンプレーティング」とは
金属の表面を他の金属の薄膜で覆うことを「めっき」といいます。
めっきにはいろいろな種類がありますが、工具で主に使われるクロムめっきやニッケルめっきは、水溶液の中に工具を入れて金属皮膜をつくる、「湿式めっき」と呼ばれています。
一方、鉄紺シリーズのイオンプレーティングは「真空めっき(乾式めっき)」と呼ばれ、真空中で蒸発した金属粒子をプラズマによりイオン化し、素材に蒸着させています。
イオンプレーティングは使用する金属や反応ガスの種類を変えることでゴールドやブラウン、ブラックなどさまざまな色を出すことができます。
しかし、ネプロス「鉄紺シリーズ」で採用された青色は、光の波長が短いため均一に色を出すことが難しく、時計の部品など小さなものに使われることはあっても、工具のような大きくて複雑な形状のものに採用されることはほとんどありませんでした。
開発者によると、複雑なRで構成されたラチェットハンドルや、面積の大きい超ロングめがねレンチなどで、狙い通りの「鉄紺」色を出すのに相当な苦労をしたそうです。
ネプロス「鉄紺シリーズ」は、イオンプレーティングの限界にチャレンジした開発者の想いがつまったプレミアムな製品なのです。
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