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【なるほど!工具ノート その23:ニッパの刃の秘密】
なるほど!工具ノート 2016/10/28
みなさん、こんにちは。今回のテーマは「ニッパの刃の秘密」です。
私事ですが、最近、プラモデルの制作にはまっています。朝津、実は人生で初めてのプラモデル制作、分からない事が沢山あり、プラモデル好きの上司に相談をしていました。
「パーツを土台(ランナー)から綺麗に切り離すのって難しいですよね。頑張ってニッパで切っても、どうしてもパーツに余分なもの(バリ)が残ってしまいます……。」上司にそのことを相談すると、「プラスチックを切断するなら、弱電用ニッパを使ってみてはどうかな。プラモデル組立のように美観を求める作業は、今使っている『両刃』のニッパよりも『片刃』の弱電用ニッパの方が適しているからね。」と言われました。
「片刃? 両刃? 今のニッパも弱電用のニッパも左右両方に刃がついているし、違いがよく分からないなあ。いつものニッパと比べると弱電用ニッパの方が刃先が鋭いような…。」調べてみると、「両刃」両は刃の両面が刃付けされているからということが分かりました。言葉で説明するのは難しいので、詳細はノートをみてくださいね。構造は分かったものの、刃の形状を見ても違いの必要性がよく分からなかったので、実際に使い比べてみることにしました。
使ってみると違いは一目瞭然でした! 片刃のニッパを使うと切れ味が良く、切断面が美しい状態でパーツを切り離すことができたのです! 一方で、プラスチックよりも硬いワイヤー素材を切断してみようと思ったのですが、調べると適応外ということが分かり断念しました。両刃のニッパだと鋼線を切っても安定感があり、安心して使うことができました。
なるほど! ニッパの切れ味には刃の付け方に大きな秘密があることがわかりました! 今回は、このなるほどをノートにまとめました。
「プラモデル制作など、美観が求められて且つ細くて柔らかい素材を切断する作業には『片刃』のニッパを、硬くて太いものは『両刃』のニッパが適しているのですね!」早速上司に報告すると、上司は笑いながらいいました。「実は、切断能力は刃の付け方だけで決まるものではないよ。」ニッパ……思っていた以上に奥が深そうです。続く…?
▼プラモデル組立にも便利! 弱電用ニッパ
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「なるほど! 工具ノート ~ねじを回す工具編~ 」
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