今年もいよいよ残りわずかとなってしまいましたが、みなさまいかがお過ごしですか？
今回のテーマは「セラミックスクレーパーの秘密」です。

　

先日、上司とこんな話をしました。「スクレーパーって色んな刃の種類があって面白いですよね。まだ触ったことがないですが…　」私がそう言うと 「大ヒットしたＫＴＣオリジナルのスクレーパーを見せてあげよう。」と言って、刃の先端に何かがくっついたスクレーパを持ってきてくれました。 「思ったよりも普通ですね…」私が正直に答えると、上司は笑いながら言いました、「見た目はね。これは、『セラミックスクレーパー』と言って、現場のメカニックの要望に応えて作った商品でね、当時はとても画期的だったんだ。」

調べてみると、セラミックスクレーパーはただ単純に対象物を「こそげる」のではなく、表面を「仕上げる」行程で使うことが分かりました。スクレー パーは「柄」に「刃」というシンプルな構造ですが、さまざまな使い方があるのですね！　また、マイナーな工具かと思いきや、スクレーパーでこそぐ 「パッキン」は自動車や機械の接合部分に多く使用される為、エンジンを分解するようなプロの間では、馴染深いようなのです！　今回はそのなるほどをノートにまとめました。

　

余談ですが、セラミックスクレーパーの販売年は1992年、なんと朝津と同じ年なのです！（上司に伝えると少しショックを受けていました…）20 年以上も愛され続ける工具、なんだか素敵な響きですね。私も長年愛されるようなノートを描けるよう、改めてしっかり勉強しようと思いました。

　

今年ももう終わり、みなさまが健やかなる新年をお迎えになられますよう、心よりお祈り申し上げます。来年もＫＴＣと工具ノートをどうぞ宜しくお願いいたします。

　

▼スクレーパー・ブラシ・ヤスリ類
http://bit.ly/ktc894

▼なるほど！ 工具ノートのページはこちら
https://ktc.jp/naruhodo