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【なるほど!工具ノート その14:六角棒レンチの秘密】
なるほど!工具ノート 2015/10/28
KTC入社2年目の朝津かなと申します。
朝夕冷え込む季節になりましたが、いかがお過ごしですか。
今回のテーマは「六角棒レンチの秘密」です。
六角棒レンチは六角穴つきボルト(キャップスクリュー)を回すための工具です。L形六角棒レンチは組立家具に付属していることも多いので、馴染み深い工具かもしれませんね。
先日、六角棒レンチを使って工具ケースのハンドルを組み付けていると、通りかかった上司にこんなことを言われました。
「六角棒レンチのボールポイントはどうして短辺の先端についていないと思う?」ボールポイントは、レンチをボルトの穴へ斜めから差しこむができる優れもの。
私が悩んでいると、上司は言いました。「長辺、短辺の使い分けが分かっていれば、凄く単純なことだよ。」
「使い分け」にピンとこなかった私は、長辺と短辺を持ち比べて作業をすることにしました。
比べてみると、その差は一目瞭然でした。短辺を持つとドライバのように早回しができ、長辺を持つとしっかりと握れるため、大きなトルクをかけることができました。
ボールポイントがついていると、斜めアクセスで障害物を回避でき、通常の六角棒タイプよりも差し込みやすくなります。
ですが、ボルトとの接触面が小さくなるため、大きいトルクはかけにくくなります。
なるほど! 短辺の先端にボールポイントがついていないのは、大きいトルクがかかる本締めの作業に適していないからなのですね。今回は、そのなるほどをノートにまとめました。
さて、近頃朝津が気になるのは、おもちゃのモチーフとしてよく使われるあの工具です。来月の工具ノートも是非見てくださいね。
▼KTC製品サイト「六角棒レンチ」
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