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【なるほど!工具ノートものづくり編:熱間鍛造】
なるほど!工具ノート 2014/10/22
みなさん、こんにちは。新入社員の朝津かなと申します。今回は工具ノートものづくり編、KTCの工具が作られるものづくり現場をレポートします。生産管理部で働く、同期の浜中洋からのレポートです!
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こんにちは、浜中と申します。工具の製造工程の一つである、「熱間鍛造」という工程をレポートさせて頂きます。熱間鍛造とは、鋼を鍛えて工具の肉体をつくる工程で、主にスパナやラチェットなど、より強度の必要な製品をつくる加工方法です。エアースタンプハンマーというトン級のハンマーを激しく打ち付けて、上下に分かれた金型で材料を成形します。では、実際の現場の様子をレポートします。
まずガス炉を使い、950℃~1,050℃まで鋼棒を真っ赤に加熱します。次に、その高温の鉄の棒を金型に乗せた後、タイミングよくレバーを引きハンマーを落とします。その時の衝撃は、なんと! 建屋の外までコンクリートの地面が揺れるほど! 大きな圧力がかかると、材料の組織が引き締まり、より緻密で粘り強い性質へと鍛えられるため、「鍛造」と呼ばれるのです。まさに、字のごとくですね! 真っ赤になった鋼材は近づくだけでじりじりと熱気が伝わってきます。その後余分な部分をプレスして除き、次の工程へ送られます。現場レポートは以上です。
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レポートを読んで、入社一か月目の製造研修の時、エアースタンプハンマーで、実際にプレス作業をしたことを思い出しました。一見簡単そうに見えるハンマーは、機械と息を合わせるのが難しく、何度も失敗して悔しい思いをしました。ですが、それ以上に、目の前で鉄の塊が一瞬で工具の形に変わっていく様子が面白くて、とてもワクワクしたことを覚えています。
職人の技術、大きな力がぶつかり合う熱い現場の空気、感じて頂けましたでしょうか。もっと知りたい! と思われた方は、浜中のイラストや過去の動画投稿を是非見てみてくださいね。
【熱間鍛造工程の紹介(ムービー)】
http://bit.ly/ktc503▼なるほど! 工具ノートのページはこちら
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