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【KTC創業者の工具箱】
KTCについて 2013/03/12
何度かご紹介しておりますが、KTC本社にある「ものづくり技術館」には、工具をはじめいろいろなものが展示されています。 その中でも一際存在感を放つのが、創業者のひとり、『宇城正行が軍隊時代から使用していた工具類』です。
写真の上の箱は「駐退機豫備品匣」(駐退機予備品箱)、下は「九九式艦上爆撃機用 機体整備要具筐」(九九式艦上爆撃機用 機体整備要具箱)です。
(駐退機:砲弾を発射した際の反動力を吸収し、砲身を元の位置に戻す装置。九九式艦上爆撃機:太平洋戦争中の日本海軍の艦上急降下爆撃機)
「九九式艦上爆撃機用 機体整備要具筐」(写真下)は、今で言うところの6段引出しのチェストといったところでしょうか。
現在ではボールベアリングレールの採用でスムーズに引き出せる引出しも、当時は木製レールのため一度ひずんでしまうと開閉に苦労していたことが想像できます。
また使用しない時は、蝶番で固定された大きな前扉を閉め、側面2個所にあおり止めをかける構造になっています。これでは開閉に大きなスペースが必要になってしまいますね。
この工具箱を前にすると日頃目にしている普通の工具箱が、進化を遂げてより使いやすい今の形になっていることが分かります。
気になる工具箱の中身ですが、一部が増減しているものの大半は戦時中のもののようです。 時代を感じさせるレトロな雰囲気の工具と今でも使用できそうな治具がたくさん入っています。
主な工具の内容は、スパナ、ドライバ、ハンマなどに加え、ゲージ類や半田ごて、万力などバリエーションに富んでいます。 入組の中で特に驚かされるのがヤスリの数の多さです。100本を超える様々なヤスリが収納されおり、当時の仕上げ作業にヤスリが果たした役割が大きかったことがうかがえます。
錆びてはいるものの約70年の時を経た工具からは、職人だった創業者が工具を大切にしていたことや「ものづくりへのこだわりと熱い想い」が垣間見られます。
そしてそのDNAは今もネプロスをはじめKTC工具に受け継がれ進化を遂げています。
今回、ご紹介した工具箱や、以前に紹介したものづくりの女神が展示されている「KTCものづくり技術館」に来てみませんか?
「KTCものづくり技術館」は、事前にご予約いただければ無料で入館・見学が可能です。
▼「KTCものづくり技術館」詳細はコチラ
http://bit.ly/11oopTh
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