京都機械工具株式会社（KTC）（京都府久世郡久御山町／代表取締役社長　田中 滋／証券コード5966）は、nepros neXT、TORQULE（トルクル）、インパクトドライバ用ソケットビット 難攻不落において、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する2019年度グッドデザイン賞を受賞しました。

グッドデザイン賞とは、1957年に創設された日本で唯一の総合的デザイン評価・推奨制度です。KTCは1995年に「ネプロス 9.5sq.ラチェットハンドル」（NBR3UN）で初めてグッドデザイン賞を受賞（後にグッドデザイン・ロングライフデザイン賞を受賞）。その後、進化系デジタルトルクツール「デジラチェ」や、ネプロス 9.5sq.ラチェットハンドル「NBR390」等で受賞し、KTCでは計33件を受賞しています。

受賞製品

nepros neXT

[製品概要]
• 本製品は、より強く、より使いよく、より美しいをコンセプトに開発したKTCの最高級ブランド「nepros（ネプロス）」初の専用設計キャビネット型工具箱です。neXTとは「ne」pros　e「XT」entionを意味し、ユーザーの「技量」「ニーズ」に合わせて必要な道具が変化・増加することに追従し、拡張ができます。

[審査員の評価]
• 縦置き、横置きの何れも可能でブロックの様に連結も自在なコア（フレーム）と、前面左右端に取手を配し、あらゆる方向から開閉可能なモジュール（ドロワー）を分離した構造は、用途に応じた柔軟性や空間の有効活用、拡張性をもたらす。マットなシルバーとブラックの配色も相まって、AV機器やコンピュータのラックマウントを連想させる外観は、ユーザーにプロフェッショナル感を与えてくれる、魅力的なデザインである。

TORQULE（トルクル）

[製品概要]
• 本製品は、「お客様が既に使用している工具でトルク管理を行う」を実現するために開発した測定工具です。手持ちの工具に装着するだけでどんな工具でもトルク測定を可能にします。使い慣れた工具をそのまま引き継いで使用することができるため、初めてデジタルトルクレンチを使用するお客様にも使っていただきやすいよう開発しました。

[審査員の評価]
• 使い慣れた工具をトルクレンチに転化でき、値を本体に表示せずデータ転送することで、転記する手間や転記忘れ、誤転記などのヒューマンエラーを避けられる、優れたアプローチである。小型でシンプルな造形は、違和感なく工具と一体化し、工具の工具らしさを損ねない、優れたデザインである。現場におけるトルク管理や技術継承、教育現場での活用など、さまざまな用途、効果が期待できる製品である。

インパクトドライバ用ソケットビット 難攻不落

[製品概要]
• 本製品は、「落ちない。残らない。高耐久。」をコンセプトに開発したインパクトドライバ用ソケットビットです。KTC独自の難攻不落機構を採用し、破損してもソケット部分の落下を防止します。安全観点から落下物が許されない建築作業現場や6.3mm六角インパクトドライバを使用する作業員の為、ソケットが落下しないようデザインしました。

[審査員の評価]
• 作業性を考慮した従来品と大きく変わらない外観でありながら、その中に、破損すべき最弱部でありながらRにより応力集中を避け強度を確保した部品形状、破片すら落下させない密閉構造など、工具落下事故を防ぐ工夫が詰め込まれている。落下事故の被害者となり得る通行者だけでなく、作業者自身にとっての安心感ももたらす、安全、安心を実現する優れたデザインであると評価した。

詳細情報

受賞製品の詳細については下記のWebカタログをご覧下さい。また、ネプロスについては「ネプロスポータルサイト」をご覧下さい。

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