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ネプロス neXT Walnut 漆ラチェットハンドルセット[7点組]

NTX907JWA

基本情報

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  • ネプロス neXT Walnut 漆ラチェットハンドルセット[7点組]

  • ネプロス neXT Walnut 漆ラチェットハンドルセット[7点組]

※表示価格には消費税は含まれておりません。

No. 入組点数 標準小売価格
NTX907JWA NEW 7点 ¥2,600,000
木製チェスト

「ネプロス漆ラチェットハンドル」は、KTCが誇る90枚ギアのラチェットハンドル「NBR390A」のヘッド部に、日本が世界に誇る伝統工芸品「京漆器」の伝統技法を駆使した美しい装飾を施したものです。漆ラチェットハンドルの木製グリップは、京都の伝統工芸品「京漆器」と全く同じ手法で作られています。金色の部分は、漆で書いた文様の上に金属の粉を「蒔いて」付着させる「蒔絵(まきえ)」という技法を用いており、京漆器の職人が注文を受けてから数ヵ月かけて作り上げていきます。

この製品が、京都の伝統工芸に触れるきっかけになれば幸いです。

重量14.1kg
使用ケースチェスト Walnut(4段3引出し)
(NEKR-104W)
入組
NBR390AJYA
流紋唐草NBR390AJKAR
市松NBR390AJCHE
老亀NBR390AJKAM
瑞雲NBR390AJZU
源氏車NBR390AJGE
NBR390AJTA
柳(やなぎ)

柳は倒れたり埋没しても再び発芽してくるほど生命力が逞く、青々としたその姿はいつまでも変わらぬ生命力の象徴として、蒔絵の吉祥図案として重用されてきました。古代中国では、旅人に無事帰ってくるようにとの願いを込めて、三本の柳の枝を輪に結んだものを持たせる習慣がありました。後に「一陽来復」の意味で正月に飾られる「結び柳」になって日本の伝統として残っています。
朱漆塗呂色仕上に金蒔絵で柳の枝垂れる様子が描かれています。数ヵ所に散りばめれた銀の露玉によって立体感が生まれています。

柳(やなぎ)
流紋唐草(りゅうもんからくさ)

ギリシアの神殿などの遺跡に見られる草の文様が唐草文様の原型であり、メソポタミアやエジプトから各地に伝播したと考えられています。日本にはシルクロード経由で中国から伝わったとされています。奈良時代に伝来してから、様々に図案化・簡略化されており、葉に当たる部分などはほとんど原形をとどめていないものもあります。蔓草の生命力を発展・繁栄の象徴とした吉祥文様として京漆器にも重用されています。
黒漆で中塗りした後、葉の形に切り取った錫板を貼り付けます。その上から黒漆を2回塗り重ね、炭を使って錫板を研ぎ出し、呂色磨きをします。最後に、茎の部分を手描きで銀蒔絵を施し、全体に磨いて仕上げます。

流紋唐草(りゅうもんからくさ)
市松(いちまつ)

江戸時代の歌舞伎俳優、初代佐野川市松が白と紺の正方形を交互に配した模様の袴をはいたのが人気を博し、着物の柄として流行したことから市松模様という呼び名がつきました。そのため、江戸時代以前から存在するものは石畳模様と呼ばれます。

カーレースで使うチェッカーフラッグから英語ではcheckerbord patternと呼ばれます。チェッカーフラッグを受けるという表現は各国共通して「勝者」を表す比喩として使用されます。NASCARにおいてはレースに使われたチェッカーフラッグが優勝チームに対してトロフィーと供に授与されます。

中塗りした上に黒漆を薄く塗り、炭の微細粉末を蒔き付けます。それに黒漆を薄く塗り、しっかり乾いた後に研ぎ出して紋様を表現します。その後、市松にマスキングして黒漆を2回塗り、呂色仕上げします。最後にマスキングを外して完成します。

市松(いちまつ)
老亀(ろうき)

鶴は千年、亀は万年といわれるように亀は鶴と同様、長寿の象徴です。甲羅に藻が生えた亀は、長寿を象徴する縁起の良いものとされ、特に珍重されます。背中に蓑を羽織ったように見える姿から、蓑亀などと呼ばれ、古くから様々な作品にも取り上げられました。

黒漆中塗りに銀粉で波紋様が描かれて黒漆で塗り込め、研ぎだして銀の波模様を出す研出蒔絵が用いられています。その上に金平蒔絵で亀が描かれ、金の精緻な線で細かな模様が描かれています。甲羅や尾の境界を残して描く技法は書き割りと呼ばれ、高い技術が求められます。目は朱漆で入れられています。

老亀(ろうき)
瑞雲(ずいうん)

瑞雲とは、めでたいことが起こる前兆として現れる紫や五色の珍しい雲です。吉祥紋様として、織物、染色、金工、蒔絵など様々な分野で用いられます。

黒中塗りの上に金平蒔絵により雲紋様を描き、金をよく磨いて光らせます。その上から茶褐色透明の透漆を塗り、呂色磨きをして艶を出します。透け漆は初めは色が濃く、時間を経るとともに透明になっていきます。それに従って雲紋様が次第に浮き出てくる、漆独特の楽しみがある塗技法です。

瑞雲(ずいうん)
源氏車(げんじぐるま)

牛車の車輪は木でできていて、何日も使用しないでいると乾燥して割れたり、ひびが入ってしまったりする恐れがあるため、車輪だけ外して、川の流れに浸し置かれました。当時のそうした光景を紋様化したもので、片輪車紋様とも呼ばれます。世の流れに転がされていく人生そのものを例えており、日本独特の無常観や自然感情も表しています。

車輪は曲面に沿うように細かく割った白蝶貝の螺鈿細工と、金蒔絵による精緻な線で描かれています。上方の車輪は金平蒔絵に金線で線描きされています。流水は金平蒔絵により自由で動きのある線で描かれています。

源氏車(げんじぐるま)
瀧(たき)

豊かな自然に恵まれた日本には数多の名曝があります。滝は古来より神が宿る神域として崇められてきました。また、滝は日本画や掛け軸の題材として描かれ、日本庭園で滝が再現されたりと、日本人の生活に潤いを与えてくれます。

岩部分は高蒔絵技法で盛り上げられています。岩の表面には四角に切った金の板と金蒔絵により、苔むした雰囲気が表現されています。松は高蒔絵と平蒔絵の組み合わせで、松葉の細かな部分まで精密に表現されています。水流は平蒔絵技法により表現されています。静と動の表現、空間のバランスなど、日本の美を感じさせてくれます。

瀧(たき)