総合ハンドツールメーカー京都機械工具株式会社（KTC）（京都府久世郡久御山町／代表取締役社長　田中 滋／証券コード5966）が発売している「レンチラック」が、この度、沖電気工業株式会社（代表取締役社長　鎌上信也　以下、OKI）の「プロジェクションアッセンブリーシステム」を採用したジヤトコ株式会社（代表取締役社長　中塚 晃章）の改善アイテムに採用されました。

ジヤトコは、自動車用オートマチックトランスミッションの専門メーカーとして、幅広い商品群をラインアップしグローバル市場へ展開しています。その幅広い商品群の品質を担う品質検査工程では、50種類以上ある多種のゲージについて規定に定められた複雑な手順に従い検査を行っており、その作業そのものや現場熟練作業員による新たな作業者への教育の負担軽減が、品質確保や新人作業者の早期習熟の上での最大の課題でした。

「プロジェクションアッセンブリーシステム」は、OKIのIoT活用工場ソリューション「Manufacturing DX」による現場変革のソリューションのひとつで、プロジェクターによる的確な作業指示と、作業実績のデジタル化を行います。取り出すべき部品の指示、指示書の表示などの作業誘導を行うことで、作業の早期習熟と組立ミスのゼロ化を実現します。また、取得した作業実績データの可視化により「作業時間のばらつき具合」や「作業における問題個所」を特定することができ、作業内容の可視化や、分析・改善を支援する仕組みを提供されています。

「レンチラック（工具保持用のベースとピン）」は、市販品のカラーはブラックです。本件では、センサーとの親和性を高めるために特注でホワイトカラーを制作・納品に至りました。従来は、検査用のゲージが引き出しに収納されていましたが、すべて平置きにでき、業務標準化につながりました。

KTCでは、お客様の要望に応じたさまざまな製品をご提案しています。

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