プロの方の満足を追求し、機能と美しさを併せ持つネプロス。そんなネプロスを生み出す製造現場に潜入する第3弾は、鉄に魂を吹き込む工程「熱処理」に密着。
安全な作業ができるよう、工具自身に「硬さ」と「粘り強さ」を与えたい。
そのためには、まず鋼を硬くする「焼入れ」を行う。
しかし、焼入れ後は硬い反面もろい。
そのため、「焼戻し」で粘りや強靭性を高めるのだ。
強くて、使いよいを可能にするために必要な熱処理はまさに、工具にKTCの想い、魂を吹き込む重要な工程なのである。
ネプロスは、専用の熱処理炉を使用する。その理由は2つ。1つ目は、品物にキズをつけないようにするため。2つ目は、熱収縮による歪を少なくさせるため。これを実現させるため、急冷方法や製品の流し方、さらには油までもネプロス専用にしているのだ。
使いよさを求め設計された工具を生み出すために加工方法だけでなく設備にもこだわる。
これがKTCのものづくり精神とも言える。
次回、最終回は表面処理の現場をクローズアップ
\前回を見逃した方はこちら/
皆さんが「nepros」を手にするまでに、さまざまなドラマがあったはず…。
第13回目は、舟本さんのエピソードをご紹介します。
職場で上司からネプロスのメガネレンチを借りて使用したのが初めての出会いでした。工具が良く手に馴染み、操作性に優れていたため購入を決断しました。良い出会いでした。
素人にも見れば分かる品質の高さに魅力を感じました。
9.5sq.の12角セミディープソケットが1番使用頻度が高いです。