プロの方の満足を追求し、1995年の発売以降、進化を続けるネプロス。手の一部でありながら手の能力を超える、そんな工具をつくりたい。そして、持つことの喜びを感性に訴えるものでありたい。開発者は思考を凝らし、ネプロスとして厳しい基準を設定するのだが、その想いを引継ぎ、運搬にさえ注意を払い加工を行う製造現場があることをご存じだろうか…
KTCでは創業以来、材料切断から出荷まで一貫生産体制を採っている。素材にもこだわり、一つひとつ魂を吹き込むがごとく数多くの工程を経て生み出している。これこそ、理想のツールを追求する私たちKTCのものづくりへの熱いこだわりである。
熱間鍛造では、材料を約1,100~1,250℃の高温に加熱。その後、すばやくハンマーで圧力を加えるのだが、実は後の工程に響くほど重要なのが温度管理である。季節ごとに変化する外気温。そんな中、素材の硬さや粘りを損なうことなく、また外観仕上げにも左右する微妙な温度を作業者は見極め、鍛造機を操作しているのだ。
次回、機械加工現場をクローズアップ
高嶺の花のようにも云われる「nepros」ですが、普通の工具からそれを手にするまで、さまざまなドラマがあったはず…。
第11回目は、USUさんのエピソードをご紹介します。
マイカーをセルフメンテナンスする様になった20代後半です。20ピースで1万円くらいのセット工具を中心に使っていたのですが、なんかちょっと違うな、もう少し良い工具は無いかな?と工具雑誌を見ていたときでした。neprosが誕生したころだったと思います。
このときは憧れで、まだまだ所有することはできませんでした。
先ず、思っていた通りの使い心地に満足です。36枚歯のギアの使いこなれたラチェット音も良いですが、nepros90枚歯のギアの音色は格別ですね。何か落ち着きと安心を与えてくれます。
やはり、なんと言ってもスタンダードな3/8sqでしょう!実は、KTCファンクラブ通信(冊子発行時)の投稿懸賞として、nepros限定の革ハンドルをいただいたことがあるのですが、勿体無くて使えず、ようやくガシガシ使えるneprosを揃えたと言うのが本音です(笑)。
解けるかな?これであなたもKTCマスター
QUIZ
Q.アングルヘッドスパナは、両方同じサイズで30°と60°の角度が付いていますが、通常スパナは何度でしょう?
1. 15°
2. 25°
3. 45°
正解した方全員に2022年1月のダウンロード壁紙カレンダーをプレゼント!ぜひ挑戦してください。
※回答期限:2022年1月14日(金)24時まで